2024年春夏コレクションが山場

 2024年の春夏、製品染め、ビーカー、新色


ヤッコマリカルド 、2024年の春夏のサンプルたちが出来上がってきつつある今日この頃
ブランドの特徴である製品染めで新色を出すべく12月末にはビーカーを出して
今月になって上がってきました。
今回の目標は30色、新色を出そうということでスタートしたので、新色として
ビーカーを取ったものがいつもより数多くあります。
すでに1500色以上あるのですが、
長年、好みの色が偏っていて、紫や緑はたくさんある、赤、黄色が少ないなどのムラがあるのと同時に濃い色はあるけど、薄い色はない、発色が鈍いものがあるけど、発色が良い色は少ないなどなど。 特に日本のお国柄なのでしょうか?鈍い色、渋い色=日本の伝統色みたいな感じで無数にあります。
私としては何色でも染められるので、お客様に向けて新しい色の組み合わせ提案。気分が上がる、大人っぽい、洗練された色のミックスを提案できるように企画と話しています。
上がってきたビーカーを月別に並べてみて雰囲気をみます。

春夏はヤッコマリカルド が一番売れるシーズンです。

色合わせなどに常に気をつけて新鮮な見え方を提案するのです。プリント素材などは少ないので、アピールするのは色の組み合わせ!が肝になってきます。

服を提案する上で生地なども大事ですが、ヤッコマリカルド の素材は基本染められるということがクリアできる素材となっていて、天然素材がメインです。そのため生地はほとんど決まっているのですが、色がコレクションのテーマや雰囲気を伝える上で需要になってきます。
基本ビーカーは微妙に少しずつ違う色を出してきます。赤みが多かったり、黄色味が多い、青みが強いなどで少しずつ違いを出してきたものが3種類上がってきます。その中で選びますが、どうしても違う場合には再ビーカーを出し直すこともあります。

6月には染め上がったサンプルが出揃いプレゼンをするので、今新しい色の決定をして進める必要があるのです。

ヤッコマリカルド は本当に色々と手がかかっているコレクションを作ります。素材選び、素材の縮みからピンタックや他のテクニックをプラスし、服に作り上げ、最後には染め上げる。

どのプロセスもブランドのキャラクターを保つために大事なプロセスです。

今後もさらに研究をして楽しんでもらえるよう新しい提案をし続けていきたいと思います。


人気の投稿