インド、チェナイからデリーへ パート1

インド、工場視察と素材探しの旅

これからの取組み

ヤッコマリカルドとインドとは長い30年以上のおつきあいがあり、
未だにヤッコマリカルドの商品の中では欠かせない大事な生産拠点の一つです。

全体の生産の10%ぐらいを担っていますが、春夏に活用できる素材をメインに使っています。

今回はインド生産を増やすことを考え、自らデザイナーと生産管理と供にインドへ行き、今の状況を確認することにしました。
チェナイに着いたのは夜中1時ぐらい。到着後に降り出したという大雨にあたってしまい、人と車がぐちゃぐちゃにいりみだれ、騒然としました。
 
工場へ行くまでの道のり。チェナイの街にあります。ビビットな色が目に飛び込んできて、外を見ているのが飽きないくらいでした。
工場は本生産がはいっていないため、誰もいませんでしたが、全てワンフロアで構成されているこじんまりとした工場です。
10時と3時には必ずチャイを運ばれます。

次の日にはインドの首都デリーへ移動。
タイからチェナイに入りましたが、2時間半ぐらい、同じ時間をかけて、デリーまで移動です。インドは広いです。
デリーでは素材マーケットが並ぶエリアに移動しましたが、現在では10年前の3分の1に減っているそうです。
インドは今ではITでは一番とされる国で、素材などがメインだったころからはずいぶん変わっているようです。その中でも素材作り、縫製は根強く残っていてヤッコマリカルドでも変わらず生産を続けているのです。
素材マーケットにたどり着き、最初に訪れたのはリネンを扱っているBuunai(ブウナイ)のマーケットショップ。私たちはここで、色々な素材をピックアップし、コレクションで展開できるように持ち帰りました。セレクトされた素材はサンプル反作成に入ります。

インドは素材が豊富です。女性のサリーやパンジャビドレスなどは鮮やかな色がたくさんあり、素材も綿から綿麻、レーヨン、ポリエステル、シルクと豊富にあります。
またびっくりすることに同じ柄を着ている人は一人としていません。
素材を加工することもでき、たくさんの可能性を秘めていますが、同時にクオリティーを管理するために素材の検査などをして、どの国でも売れる素材として採用するのです。

タイだけではなく、他の国でも同じように素材にこだわり、その国の人々と物作りをするのがヤッコマリカルドの姿勢です。 
その国の習慣などを受け入れ、その中でどのように仕事をしていくかが物作りをはじめる前のとても大事なステップなのです。

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